「日本の伝統技術の継承」と「風土に根ざした建築」をコンセプトに21世紀の本当にあるべき暮らしの姿を追求しています。
ANZUCCI WOOD WORKS
カレンダー
2011年12月
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
最新の記事
ジャンル
以前の記事
検索


新着コメント
ブログ
[ 総ブログ数:474件 ] [ XML ] [ ATOM ] 人気blogランキングへ
2007年06月05日
[ 14:56 ] [ 05.築180年の古民家 ]

築180年の家の改修工事です。次は屋根を直します。
古い瓦をめくり 土をとり、下地を補強して 新たに瓦調の金属屋根に葺き替えます。
その様子をお伝えします。
まずは瓦をめくるところから。。きのうは天気がよく日差しが暑かった・・・
前がお庭になっていて手荒な仕事はできないので、手渡しで、手下ろししました。
DSCN9620.JPG
 
瓦を全部おろしたら、次は土をどのう袋につめて下ろします。
あまりつめ過ぎると重くて持てません。
yane2.JPG
 
土をとると 杉皮が見えてきます。
杉皮も1枚1枚はがし、袋につめて 下ろしました。
yane5.JPG
 
杉皮の下は 屋根の下地板です。
薄い板でしたので、気をつけて垂木(板の下地になる45×65mmくらいの木材)のあるところを歩きました。
きれいに掃除をして、解体終了。
yane3.JPG
 
さて、次はこの上に補強をします。
yane4.JPG
 
新たに板を張るために桟を打ちます。
もみじの隙間から 高屋根と青空が映えます。
DSCN9631.JPG
 
畳の下に張るのと同じ 15mm厚の杉板を張ります。
DSCN9634.JPG

今日の作業はこれで終了。後は屋根屋さんが葺いてくれるのを待ちます。
雨が降っても大丈夫なようにシートで養生をしておきました。
朝から 大工4人、解体業者2人と私で作業をして、天気が良過ぎたので、みんな汗ダクでした。
普段デスクワークの私は 帰りにはフラフラで、今日は激しい筋肉痛に襲われ、動きがぎこちないありさま。情けないです。。。。
とにかく、屋根が軽くなって、補強もしたので丈夫な屋根になりました。 m

2007年06月03日
[ 17:24 ] [ 04.地元のまつりなど ]

maturi.jpg

揚げパン・バナナジュース・アイスコーヒー・まな板の販売。
積み木コーナー、おもちゃ小屋の開放や、
「はーとふるカンパニー + 島のぞみの家作業所」と連携してしている、
端材から作ったおもちゃ販売も行いました。

burasubando.jpg
ブラスバンドの行進
uma.jpg
大名行列

ご来場の皆様、ありがとうございました。y

2007年06月01日
[ 11:49 ] [ 05.築180年の古民家 ]

先月より築180年の旧家の改修工事をさせていただいています。
和室の床下地を改修するのに 古い床をめくりました。
何度も直した跡や以前どこかに使われていたであろう 柱や梁が再利用されているのが見れました。
そのときの写真が無くて申し訳ないですが、坂田工務店さんがその写真を公開しているので そちらで見られます。 →こちら5月14日のブログ
たいぶ古く、虫が食っていたり 湿気ていたりする材料を新しくし、使えるものはそのまま使い 床を伏せました。
DSCN9869.JPG
そのままの材料と新しい材料が色でわかります。
 
DSCN9884.JPG
畳を入れて完成。
 
05220014.JPG
有名な小堀遠州のお弟子さんがされたというお庭です。
 
DSCN0026.JPG 
刈り込む前のお庭  春から一気に茂っていた庭もきれいスッキリ。
 
DSCN9872.JPG
滝の流れを表現した中に 鯉が登っている様子がみられます。
この写真では見にくいですが・・・
もうすぐ夏です。夏は夏の表情を、秋は秋の表情を、と いろいろな表情を見せてくれるでしょう。
楽しみですね。
 
この旧家は180年もの間、それぞれの当主が大事に住み継いできた家です。
現在のお施主さんも 物を大事にし、自分で直せるところは直し、次の世代へ繋いでいく。
この頃は、そういうことが無くなり みんながみんな新しい家を建てる時代です。
100年も200年も住み継がれる家は、建てる側としてあこがれる住み方だと思います。
これからも住み継いでいって頂きたいです。
 
改修工事はまだ続きます。追って報告をしていきたいと思います。m

 

株式会社安土建築工房