「日本の伝統技術の継承」と「風土に根ざした建築」をコンセプトに21世紀の本当にあるべき暮らしの姿を追求しています。
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2007年10月11日
[ 17:04 ] [ 05.講習・研修 ]

 6日の日曜日に岐阜県関市で『削ろう会』が行われました。
削ろう会は、大工道具である台鉋を使って、できるだけ薄く、できるだけ幅広く、できるだけ長い鉋屑をだそうという会です。その薄さはミクロン単位(1ミクロン=1/1000mm)。向うが透けるほどの薄さです。
 今回は、大工さん5人が参加しました。
何日も前から鉋の台を直し、ひたすら刃を研いで、顕微鏡で刃の研ぎ具合を見ていました。
まさか顕微鏡を使うとは・・・ビックリ!
刃こぼれが無いか見るのだそうです。。。
  
     削ろう会07-10.JPG 削ろう会Tシャツを着た大工Mさん

     削ろう会07-10-2.JPG 整えられた鉋たち
 
この頃はプレカットや電動工具の発達で、昔ながらの手道具を使える大工が少なくなっているようです。
当社でも、鉋がけをすることは少ないそうです。
この削ろう会では、自分の腕が全国でどのくらいのレベルか知るのに良い機会だと言っていました。
趣味で来ている人や外国の人もいるそうです。
参加の5人の成績は・・・・8ミクロン~9ミクロンくらいだそうです。
これは中くらいの成績のようで、次は5ミクロンを目指すとはりきっていました。
 日本の伝統を守っていくという意味でも、これからも頑張ってもらいたいと思います。m
 
 
      興味のある方は参加してみてはいかがでしょう。見学も出来ます。
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