「木組みは心組み!」
12日からの公開を楽しみにしていた昔から有名な“幻の安土城”。
CG映像も使われ、安土城が再現され、大がかりな木組みも見応えがありました。
安土山のふもとの駐車場にはたくさんの車が停められています。
今、話題の安土城のお膝元で工務店を構え、熱田の宮大工の名工岡部又右衛門に
職人魂を見、久々に共感するものがありました。
大工の仕事・・・自分が今迄家づくりに携わり40年余り、木造在来工法で、
木の本質を見極め、くせを見て、木を活かしきって棟をあげる!
これは安土城築城に関わった先達と気持ちは変わりません。
最近の日本の住宅はプレカットで工場生産されたものを組み立てて作っていく。
それとは比べ物にならない「木組みは心組み!」
まさしく、その言葉に尽きます。
よい家を作る為に、施主様の一世一代の大仕事を叶える夢づくり
(信長が安土城を建てようと思ったように)
そのお手伝いをする為にお施主様の心、気持ちを十分くみ取り、
またその思いに応える為に精一杯のよい仕事をさせて頂く。
それが大工としての仕事に対する一生の誇りです。
これからも日本古来の伝統技術を若手の大工に伝え、絶やさないように
頑張っていかねばならないと思っています。~大工 H・K~