東近江市山路町に信長時代に移築された薬医門と釣鐘堂を備えた 立派なお寺があります。 長年の風水に耐えてきた薬医門の男梁が折れ、倒壊の危険に見舞われ、 ご門徒様から相談を受け、修復させていただくことになりました。 立派な瓦屋根の重みに耐えられるよう、曳家作業で持ち上げ、 新しい冠木と男梁を差し替えて元に戻す大がかりな修復工事です。 両脇の土塀と木塀もそれにあわせて修復することになりました。 1月末から約2カ月あまり。 大工、瓦、板金、左官、建具等々、数々の職人技を活かして 徐々に修復されていきました。 白壁を塗り、石畳の土間、両脇の塀、正面の框戸、 脇の通用門の扉も新しくなり、見違えるようになりました。 違和感のないように、古色塗りを施し、完成しました。 先日落慶の会合でもご住職様や坊守様をはじめ、ご門徒様も大変喜んでくださいました。 職人の知恵と、伝統技術を活かし修復するご縁をいただけたことは、 当社にとっても大変ありがたいことでした。 合掌 小南 にほんブログ村
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