京都鴨川建築塾 3回目

午前のフィールドワークは大徳寺。

集合時間より少し早めに到着して、毎回訪れるお気に入りの場所へ。


高桐院
中のお庭もいいですが、入口までのこの長いアプローチがたまりません。
雨のあとの晴れ間で、苔も青紅葉も竹もしっとりと光っています。
美味しい空気に満足した後は、本日の見学先へ・・・

大徳寺 黄梅院 普段は非公開の場所です。
こちらの入口の苔もきれいです。

臨済宗大本山 大徳寺の塔頭寺院。
1551年 織田信長の父・信秀の追善菩提のために小庵を建立されたことに始ま
る。 本堂・庫裡・唐門は重要文化財に指定され、
中でも庫裡は日本の禅宗寺院において現存する最古のもの。
大書院南側の庭園「直中庭」は、千利休が作庭した枯山水庭園だそうです。
住職が美味しいお抹茶を点てて、いろんなお話をして下さいました。


茶室

富士山の掛け軸 霞棚

縁側 一歩すすむごとに古硝子で庭の景色がやわらかく揺らぎます。

たまたま来られていた棟梁の話も聞くことができました。

1帖半の茶室
入ってみると、意外と狭く感じませんでした。

古い建物だけでなく、新しい仕事も見ることができました。
伝統は守りつつ、新しい素材や工法に挑戦されていて、興味深かったです。

午後からは以前に出された宿題のプレゼンタイム。
実際の敷地条件、住まい手の要望をもとに各自仕上げたプランを鴨川塾顧問の
建築家の松本直子さんを住まい手さんに見立てて、みんなの前でプレゼン+質問タイム。
緊張しましたが、皆さん全然違うプランで面白かったです。
次回の宿題もいただき、とても勉強になりました。